Manchester by the Sea マンチェスター・バイ・ザ・シーを観て
Hola!
夕べ ふら〜っと近くにある 大好きな、横浜のミニシアター
「シネマ ジャックアンドベティ」のレイトで
Manchester by the Seaを観ました。
予備知識など全くなくて上映を待つ間に見たフライヤーには
【忘れられない痛みと哀しみ。傷ついた心にそっと寄り添うように、
一人の男の絶望と再生を丁寧に優しく紡いだ珠玉の人間ドラマ。】 と書かれて
いました。
うん そうでした、
向き合わなければならなくなった自身の過去
なんだか、ヒプノセラピーでいう年齢退行療法のようでした
グレーな風景が多く、淡々としたストーリー展開で
一見英国人が撮ったかのようにも感じられましたが
台詞に「FUCK○○」という表現が多々あり
あぁ アメリカ映画だなぁと
その 流れを壊さずに愛を込めて
かしこまらずにね
一言でいえば
「少しは マシになれた......」
というかんじかなぁ....
あまりにも ツラかったコトや哀しみの経験を持つ人々は
心の中にどうしても、
ぬぐい去る事のできないモノを抱えて
日々を、後戻りも前向きにもいけないような
感覚で生きている部分が あるように感じます。
そこで いろんなことの最後に 主人公が吐露した
「超えられない つらすぎる」という言葉
これは 本当にそうなのだろうと、
その気持ちを
伝えられただけでも、自分の中で
ほんの少しなにかが動いた
まずは、それでいいような気がします。
最初と最後が
事が起こるまえと、これからを
象徴するように 同じ船に乗ったシーン
なのですが
口べたというのか言葉下手というのか
いつもうまく言葉で表現できていないような
だけどとても心やさしい主人公の
最後のほんの少しの笑顔に
「再生=少しマシになれた」そう感じられました。
奇跡のような、
はいっ すべてハッピーエンド皆笑顔!
さあっ もう今日から新しいあなた!
では、なく
だれしもが持つ
ココロの暗部でもあり
あたたかく脆い部分に そっと響くような
作品で、脚本がとても良かったと思います。
また、最高のシステム搭載!
のようなシネコンではなく
このこじんまりとした
「シネマ ジャックアンドベティ」の
座り心地のよい赤いシートで鑑賞した時間も
とてもよかったです。
MANCHESTER BY THE SEA Official Trailer (2016) Casey Affleck
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